臨床現場で働く代表的な職種3名にインタビューを行いました。ご自身と同じ職種の職員がどのようなことを考えながら毎日働いているのか、ぜひご参考ください。
職員インタビュー
●当院を選んだ理由を教えて下さい。
学生の頃からアディクションや司法に興味があり、大学院生時の実習経験から個別療法よりも集団療法に携わりたいと思い大石クリニックを選びました。また、常勤での勤務形態と交通の便が良い点も考慮しました。
●主な業務内容は?
初診相談、インテーク、心理検査、集団療法(主にCBT療法)、デイケア担当の患者様との面談、書類作成、他機関との連携や外部での講師業務や学会発表が主な業務です。
●お仕事をしていて、大変なところ・楽しいところ・やりがいを感じるところは?
同じ依存症という疾患でも依存対象が違うだけで、治療グループの雰囲気が異なり、同じ依存対象の患者様でも個々により背景が全く違うなど、依存症という疾患の奥の深さを知る事が出来ます。一方で過去にプログラムで担当させて頂いた患者様と2年ぶりに再会したら再犯し逮捕されて後だったこともあり、業務を遂行する上での面白さと悩ましさは紙一重と感じます。
●大石クリニックに入職して良かったと思う事を教えて下さい。
心理士という枠にとらわれることなく多様な職種や機関の方々と入院調整・就労支援・福祉サポート・司法手続き・刑事裁判などで関わる機会があるので、知識が増えると共に視野が広がると感じており、より幅広く患者様のサポートを行うスキルが身に着けられると思います。
●一日の流れを教えて下さい。
AM:デイケア受付・電話対応・インテーク・集団療法・医師の診察補助業務
PM:インテーク・集団療法・医師の診察補助業務
●入職してご自身が成長できたところを教えて下さい。
日々のインプット業務にとどまらず、公的機関や法人団体・メディア取材の対応等が増え、臨床経験をアウトプットするスキルが身に着いたと感じています。一般の方にはもちろんの事、専門職の方にももっと依存症という疾患への理解を深めてもらえる様に、日々業務に取り組みたいと思います。
●入職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
心理職において依存症という疾患はマイナーな領域だと思いますが、一方で鬱病や発達障害、不登校などメジャーな相談内容と関連している事があります。当院での学びはこれからの臨床経験に活かせると思いますので、興味があればぜひ一緒に経験を積みましょう。
●当院を選んだ理由を教えて下さい。
多機能型のクリニックなので、患者様の治療をするだけでなく就労や生活のサポートも行い地域生活に関わっていること、通勤がしやすい立地だったことから入職を希望しました。
●主な業務内容は?
主に初診予約、インテーク、入退院の調整、治療や生活全般に関する相談、集団療法の実施などを行っています。
●お仕事をしていて、大変なところ・楽しいところ・やりがいを感じるところは?
失われた健康や力を取り戻す課程がよくわかるので、患者様のエンパワメントを実感できるところにやりがいを感じます。患者様・ご家族・支援者でニーズの違いがあると、そのすり合わせに大変さを感じますが、皆で解決策を模索するものなので自分一人で抱えこんでしまう事はありません。
●大石クリニックに入職して良かったと思う事を教えて下さい。
研修の機会に恵まれていますので、専門知識を身に着けスキルアップすることが出来ます。また、ほとんど残業がなく有給休暇も取りやすいこと、職員同士で休日に一緒に出かける程和気あいあいとしていることも職場の魅力です。
●一日の流れを教えて下さい。
8:40 デイケア受付
9:20 スタッフミーティング(予約確認・患者様の支援に関する情報共有)
10:20~11:50 集団療法を実施
13:00 外来の相談室にて初診予約の電話対応・患者様へ今後の治療プログラムや利用可能な制度のご案内など
●入職してご自身が成長できたところを教えて下さい。
依存・嗜癖問題からの回復を目指して多くの方がご自身の生き方と向き合っています。悩む過程も選択も見守ることで、私自身考え方の幅が広がったり、生き方を見直したりする機会になっていると感じます。今後も多くの方と出会った経験を、目の前にいる人の支援に役立てたいと思います。
●入職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
当院の特色として、職種の垣根なくどのスタッフも同じ業務を行います。心理や看護など隣接領域の仕事にも触れるため、幅広い経験を積むことが出来ます。依存症の臨床経験が未経験でも、先輩やリカバリーのスタッフが一緒に働きながら業務を教えますので、ぜひご応募下さい。
●当院を選んだ理由を教えて下さい。
精神科の依存症病棟での勤務経験があり、神奈川県への転居を期に転職しました。
依存症のデイケアでの勤務経験がなかったのでデイケアでの経験を積みたかったのと、大石クリニックには就労移行支援(わくわくワーク大石)があったため、依存症の患者様が単に依存対象を止めるだけではなく、身体的や社会的に回復に向かう人生を送る事を支援している大石クリニックの理念に大変興味をもったからです。
●主な業務内容は?
デイケアでも看護は、医療処置(採血・点滴・離脱時の看護・体調急変時の対応)、訪問看護また常勤スタッフはデイケアの患者様の担当を持ち、個別のケースワークを行います。その他、認知行動療法をはじめ、各種プログラムも担当します。
●お仕事をしていて、大変なところ・楽しいところ・やりがいを感じるところは?
基本的に楽な仕事はないと思いますが、この大石クリニックではスタッフが協力しあって仕事に取り組んでいるので、時に大変と感じる事もスタッフ皆で協力し合いながら対応しております。患者様が疾患への理解を深め、共に前向きに治療に取り組めるようになった時や、毎日元気なお顔を見せてくれる時には特にやりがいを感じます。
●大石クリニックに入職して良かったと思う事を教えて下さい。
担当している患者様が、デイケアから就労支援(わくわくワーク大石)に繋がる時など、患者様が依存行動に苦しむだけでなく、自立に向けていく姿に接した時は、依存症治療を専門とする大石クリニックに入職して良かったと思います。
●一日の流れを教えて下さい。
AM:受付・カンファレンス(スタッフ)プログラム・デイケアの業務・看護業務
PM:プログラム・デイケア業務・看護業務・患者様との面談など・内服薬の管理
●入職してご自身が成長できたところを教えて下さい。
依存症に関する知識と理解が深まりました。特にアルコール依存症は現代病ともいわれる疾患です。依存症は世間的にはあまり良い印象を持たれていないので、依存症という病をきちんと社会的にも受け入れられるように日々邁進していきたいと思います。
●入職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
駅から近く通勤には便利なロケーションです。また、残業がほぼ無く基本的には定時で退社出来ます。依存症という疾患の知識が無くても、スタッフが一から丁寧に仕事を教えるプリセプター制度を導入しておりますので、看護職のブランクのある方も安心して働ける環境です。